藍坊主『月の円盤』インタビュー【後編】
■今の新しい藍坊主の状況をしっかり見聞しにきてほしいですね
──2曲目の「小さな哲学」は疾走感が心地よい曲ですね。
藤森:これはhozzyと一緒にスタジオに入りながら作っていった曲です。今回の制作の最初の方に作っていった曲ですね。これはもう王道の藍坊主と言いますか、僕のバックボーンはいろいろありますけど、やっぱりちょっとロックな部分と熱くなる気持ちの部分とか、激しいけど泣きたくなるようなメロディみたいなものが僕は好きなので、そういう気持ちで作った曲にhozzyに歌詞をつけてもらって、ユウイチにアレンジしてもらって作りました。今の藍坊主の一番な作り方ですね。
──この歌詞は視点の転換も面白いですね。
hozzy:ちょっとだけ皮肉を効かせたような曲がバランス的にあったらいいなと思っていて、特にこの曲は藤森も言ったように藍坊主の王道っぽい曲で、ユウイチが疾走感ある感じにアレンジもしてくれて、スッとメロディが入ってくるような曲なので、そのまま歌詞もスッと書いちゃったらもったいないなと思いまして(笑)。それであえて主語と目的語を逆にして展開すると、より言いたいことが伝わるかなと思って
──あと、先ほど言った死生観みたいなものが特に最後の2行から感じ取れるんですよね。
hozzy:そうですね、孤高的な自分の中の大事な感覚とか、よく言う“個性”みたいなものって、どの時代でも大切にしましょうって言われてると思うんですけど、そんな中でのコロナなんですよ。みんなマスクをしないといけない、ワクチンを打たないといけないっていう状況になった時に、法律上はもちろん個人の尊厳が最も尊重されますし、あくまで体裁上は任意のマスクだったり気遣いっていうところのものではありましたが、ほぼ強制みたいなところがあったじゃないですか。実際はそういうことだよなって思って。あとは成長していったり、年齢を重ねるたびに自分だけの感覚で生きていくっていうのはどんどん難しくなっていくし、逆説的ですけど型にはめてくれる存在やルールがあるから、自分自身も幸せを感じられるっていう部分もあるよなと。やっぱりワクチンを打って家族と過ごした方が、精神衛生上は幸せな気持ちになれましたし。何が正解かはわからないですけど。
──自分のためというより“誰かのために”と行動することが多くなって、結果的にそれが自分に返ってくるような感覚ですよね。
hozzy:そうそう。今までは個人を優先するのか、集団や社会を優先するのか、みたいな話がよくあったんですけど、そこが変に混じり合っていったというか。この歌詞を書く上でも影響があったのかなと思いますね。
──田中くんはこの曲についてどんな印象を持たれていますか?
田中:藍坊主の歌詞の象徴だったりもする“月”っていうイメージ、今回のアルバムのタイトルにもなっている“月”っていう存在って、hozzyの世界観とかモーリーの世界観にも通じるなと思っていて……例えば月は自分が光っているわけじゃないですよね。太陽は自分で光っているんだけど、月は太陽がないと光らないものである、そういう月の在り方と、うちのhozzyやモーリーの歌詞の在り方は似ているような気がしていて。誰かがいて自分がいて、その間に何かがあって、それが何なのかっていうことを突き詰めたいっていうような世界観がすごく表れているような歌詞だと思います。自分のことについて考えているようで、他人のことについて考えているようで、結局その間にあるものについて考えているっていう、すごく藍坊主っぽい、『月の円盤』っていうアルバムの中の象徴っぽい曲だなと思っています。
──最後の2行の前に入っているギターソロがめちゃくちゃかっこいいなと。
田中:ありがとうございます!あのギターソロ、ギリギリまで超悩んで考えたソロだったんですよ。いつもはギターソロってわりと勢いでわーっと弾くんですけど、この曲は勢いで弾くというよりも頭でしっかりと捉えていく部分の比重を多くして、その分考えるのに時間がかかったんでありがとうございます!
──「シュート」は構成も面白いですよね。藍坊主では今まで聴いたことのないタイプのリフもので。
hozzy:この曲は冒頭の方で話した、そろそろ曲を新作に向けて作ろうと思った時の一番始めに作った曲で。ユウイチに今あるデモの状況を見て、「あとどんな曲があるといいかな?」って相談した時に、「藍坊主の過去の曲の中でわりとちょっと普通めじゃない、変な曲と言われるゾーンの曲を」と……(笑)。
田中:「変な曲」とは言ってないけどね(笑)
hozzy:最近そういうゾーンの曲を作ってなかったし、発表もしてなかったので、いいんじゃないかということで作りました。
──タイトルの印象から勝手に爽快感とか疾走感のある曲だとイメージしていたので、ギャップが大きかったです。
田中:ですよね(笑)。デモが出揃ってきて、少しずつ自分の中で次はこういうふうな作品になっていくんじゃないかなっていうのを考えた時に、すごく藍坊主らしい音源になる、聴いてくれた人が思い浮かべる藍坊主だと言える作品になるなっていう確信があったので、であるならばここに何かその調和を少しかき回すような曲が加われば、一回りもっと大きな作品になるんじゃないかなっていう思いがあって。それが何かというとhozzyらしい曲だなと思ったんですよ。藍坊主の中のとがった部分というか、そういう面が見れたらいいんじゃないかなっていう話をhozzyにしたような気がします。まさかこんなすごい曲ができてくるとは思いませんでしたけど(笑)。ギターもhozzyのデモの段階から今のリフができていて、めっちゃカッコよかったんで、hozzy色がかなり出ている曲ですね。
──まさかそのリフと歌が重なるとは。
hozzy:アホっぽいでしょ。禁じ手ですから(笑)。ハーモニーじゃなくてユニゾンっていう。
藤森:こういう曲はテンション上がりますよね。お客さんもそうですけど、演奏者、あとアレンジしてる時もすごいいい雰囲気で、HAZEさんもノリノリで、デモにはカウベルなんて入ってなかったんですけど、スタジオで急に鳴らし始めて(笑)。みんなで攻めていくような感じの、久しぶりにそのいいテンションの上がり方を感じながらベース弾いたなっていう。特にこの曲は僕は絶対にマネできない、hozzyにしか作れないメロディだなと思いますね。こういう曲をライブでやるのが楽しいんだよなって。おそらくうちの照明さんとかもこういう曲で本気を出してくるので(笑)、ライブですごくいい見栄えのする曲になるんじゃないかなと思います。
──「ルノの子」はとてもメロディが美しい藤森くんの作詞作曲ですが、終わり方がすごく印象深いですね。
藤森:そうですね。この歌詞をこの形で終わらせることを考えてくれたのがユウイチだったんです。
田中:きれいに終わるよりは、枠の中に収まりきらないニュアンスというか、そういう雰囲気が合ってるんじゃないかなっていう、そういう思いから少し字足らずのような、そういう切なさが合うんじゃないかなと提案しました。
──ちょっと余韻を残す感じですよね。
田中:そうですね。それがうまくはまったなと思いました。
藤森:この曲はさっきのユウイチの月のくだりとか、hozzyの死生観のことだったりとかを聞いていて、僕もちょっと考えたんですけど、コロナ禍になってやっぱり日々電車に乗る中で、マスクしてないと怒られるようなピリピリとした時期があったりした反面、人間ってすごく優しいよねって改めて僕は思ったんですね。やっぱり人間っていいよね、支え合って生きているよね、とか。普通でいることは嫌だって言う人もいるけれど、普通でいることのよさっていうのを僕も感じることがあって。今日のこのインタビューの中で、確かにそういうことを感じながらこの曲を作っていったなっていうことを思い出しました。小さい時に見ていた風景とか、そういうものをそのまま書いてすごく優しい気持ちになったり、カッコつけた人間の良さっていうよりかは根本にあるほっこりするような曲をイメージして作った曲です。
hozzy:この曲もコロナ禍になったばっかりかその少し前か、結構早い段階で藤森がデモで作ってくれた曲で、初めて聴かせてもらった時から特に好きな曲のリストに入ってて。ちょっと和テイストのメロディだったり、すごく素朴なんだけどピアノでパンチを効かせてたり、ちょっとした懐かしさとか、そういうところが素直に入ってくる曲で、すごい好きでした。
──「プールサイドヒーローズ」は2022年の10月に先行リリースされていますが、この曲はSammy PACHINKO「P TIGER&BUNNY 〜完全無欠WILDスペック〜」のイメージソングになっていますが、このタイアップありきで書き下ろした曲ですか?
hozzy:最初にご提案をいただいて、そこから俺と藤森両方同時に曲を作って、向こうの方に選んでいただいたんです。それでモーリーの作ってくれたこのバージョンが最終的に選ばれて、そこからアレンジを詰めていって、歌詞をつけていったっていう感じで。やっぱり「TIGER&BUNNY」の世界観とかそういうものが元にあるのかなとは思いつつ、この曲だけは実は拓郎がドラム叩いているんですよ。コロナ禍になる前にレコーディングしたんですけど、リリースタイミングがコロナでだいぶずれてしまって。なので、そういう楽しみ方もあります(笑)。
──そうだったんですね。先方からの何かイメージの要望などはありましたか?
hozzy:今回の場合はパチンコのタイアップだったんですけど、その時に「TIGER&BUNNY」の第2期のアニメが始まるっていう前情報を教えていただいて、そのストーリー概要みたいなものを資料としていただいたんです。それを見ると、ストーリーの中で親子愛みたいなものが主軸になるという印象があったので、そこから着想を得て書いていったっていうところはありましたね。
──なるほど。だからちょっとキュンとくるような懐かしい風景とかフレーズが出てくるんですね。ビート板ってなんでかじられてるんでしょうね(笑)。
hozzy:いまだに市民プールとかに行くと、絶対にかじられたビート板がありますからね。なんかキュッキュとしてるんで、子供はかじりたくなるんでしょうね(笑)。
──藤森くんは曲作りにおいて、どんなことをイメージして作っていかれましたか?
藤森:曲作りをしていく中で、これは僕のモチベーションの大元にあるものなんですけど、なるべくたくさんの人に『いい』と言ってもらいたいっていう、中学生みたいな欲求があって(笑)、いろんな人に『感動した!』って言ってもらいたい気持ちから作っていきました。僕の中で響く日本の音楽の王道だったり、そういうところを意識していて、それがただの王道だけじゃなく、藍坊主で音を鳴らしたり、時乗さんの力を借りることでオリジナリティの強いものになっていったのかなと。すごく思い出深い曲です。
田中:“僕はヒーローを守る脇役だ”って言うけれど、誰かのために何かをしたいっていう思いを持っている人はその人自体もヒーローであるっていう、さっきの「小さな哲学」もそうなんですけど、自分だけじゃなくて周りだけじゃなくて、っていうような繋がりというものに対する思いであったり、そういう思いを形にする藍坊主らしさというか、そういうものが詰まった曲だなと感じています。
──そして「ツキノフォン」なんですけど、藍坊主の曲の中でもかなり大人っぽい曲調になっているなと。
hozzy:デモで作った時は結構テンポが速くて、結構藍坊主の中でも王道を目指して作った曲だったんですよ。テンポが速くて楽しくてガンガン行くみたいな。
──そこから随分と変わったんですね。
hozzy:そうなんです。そのつもりでアレンジもこの後進んでいくのかなと思っていたら、当日みんなでスタジオに入った時に、「こういう感じってどう?」っていうプロデューサーの時乗さんのアイデアで、テンポを落として今のイントロの雰囲気の感じでやってみたら、あー確かにこれいいなと思って(笑)。アルバムのアクセントにもなるし、テンポ速めでガシガシいくのも今までの藍坊主らしいんだけど、今までにやったことのないちょっと大人っぽい感じというか、楽器を少なく鳴らして、そこにビートがあって歌があるみたいな、そういうのも面白いなと思って。やっぱり面白いなと思う方にやる方が絶対いいよねってことで、みんなで進んでいきました。
──この歌詞の“生きていることは帰る途中の寂しさなのかもしれない”って、どういうことなんですか?
hozzy:これはすごく感覚的なんですけど、夜にふと一人起きてしまって、トイレに行った帰りに窓の外を見た時に、なんかすごい変な世界に生きているなっていう感じがして。そんな瞬間をたまに感じるんですけど、変なデジャブじゃないですけど、子供の頃ってよくありませんでした?今なんで僕は生きてるのかな?みたいなことって。
──……なかったかな。
田中:アハハハ。根本的な問いかけだね。
hozzy:地球が宇宙空間に浮かんでるのってめっちゃ怖い、みたいな。すごい素になっちゃうみたいな感じというか。学校のトイレでおしっこしてる時によくそれを思っていて謎だったんです。ふと普段の繰り返している生活じゃないところで、もっと根本的なところで自分が存在しているな、みたいな。その瞬間がたまに夜にあって。それこそ月が出ている時とかに感じる時があって、その時のテンションで書いたもので(笑)。寂しさもあり、帰れる安堵感あり、寂しさと優しさって隣り合わせというか、自分にすごく近いというか、ちょっと似ているような感じがして。その感覚が、夜の窓辺の月を見ている時にふと入ってくるみたいな……説明するとこんな感じです(笑)。
──今度、夜の窓辺で月を見てみます。このイントロの大人っぽいギターも、スタジオに入って作っていったと。
田中:そうですね。デモの段階からその場で大きく形が変わっていきました。今回の制作の中で一番リハでガラっと変わって、そこからみんなテンションが上がってどんどんフレーズを足していって。だからみんなでセッションしながら作った感じの曲なんですよ。それがいい感じのバンド感になっているなと思いますね。今までこんなに各パートのフレーズやいろんな発想が現場でポンポン出てきて、それが組み合わさっていくっていうことがあんまりなかったので。バンドのグルーブ感を強く感じてもらえる曲になったんじゃないかなと思います。
──藤森くんはどんなアプローチで挑みましたか?
藤森:僕もスタジオに入っている時に一番強く感じたのは、声の気持ちよさだったり、ちょっと懐かしい感じだったりといったことで。あと、クラムボンのベーシストのミトさんがすごい好きで、そのベースのイメージというか、セッションをしていると自分のバックボーンがすごい出てくるんですよ。あの人だったらこういうフレーズを弾くだろうな、みたいなイメージでフレーズをつけていったりだとか、自分のバックボーンをぶつけていって、向こうも返してくれて、また作っていくみたいな、そんな感じで出来た曲です。小田原のライブハウスの“姿麗人”でセッションしながら「セブンスター」を作った時のような感じがありました。
──『月の円盤』というタイトルをつけたのはどなたですか?
hozzy:hozzyです。全体を通してすごく月が象徴的に出てくる曲が多いなって、制作段階からすごく思っていて。円盤っていうのも感覚なんですけど、例えば円盤ってレコードとかCDの意味もあるし、UFOの意味もあるじゃないですか。UFOというのは未知の存在で、藍坊主も音源を出すまでの道のりが、冒頭でも話した通りいろいろと大変だったんですね。またここから、UFOみたいにどこに飛んでいくのかわからない、どういう飛び方をするのかもわからない。そういう藍坊主を自分も楽しみたいですし、ファンのみなさんにも楽しんでほしいなっていう気持ちがあって。ワクワク感みたいなものがこの音源にも出ているなって思えたので、そういう気持ちを込めています。
──なるほど。軌道にはあえて乗らない感じが藍坊主らしいですね(笑)。そして6月18日(日)、みなさんの地元、神奈川・LIVE HOUSE 小田原姿麗人からコロナ後初の全国ツアーがスタートします。どんなツアーにしたいと思っていますか?
hozzy:やっぱり久しぶりの全国ツアーで、もちろん行ける範囲でしか回れないんですけど、四国なんてすごい久しぶりなんですよ。福岡もユウイチと2人では行ったりしていたんですけど、それでもずいぶん久しぶりで。とにかく今、サポートメンバーも入って、藍坊主のバンド感も全部変わっていて、それをまだ直接観ていないファンの方もたくさんいると思うので、今の新しい藍坊主の状況をしっかり見聞しにきてほしいですね。ちゃんとやってるのか?っていう感じで(笑)。すごくいいものを観せられると思うので、楽しみにしていてほしいなと思います。
藤森:僕自身は久しぶりのところも多いですし、この3年の間にすごくバンドが成長しているところとか、新生藍坊主を観せられるので、一本一本がすごく濃くなるのは間違いないなと思います。近くに来た人はもちろん観に来てほしいですし、ツアーって面白いもので最初と最後ではいろいろと変わったりするので、初日を観に来た方にもファイナルも観てほしいなと思います。観に来て良かったと思ってもらえるようなライブを目指して頑張りたいなと思います。
田中:全国ツアーは約4年ぶりですかね。コロナもあって、メンバーの脱退もあって、それでも藍坊主がバンドを続けるという選択をした理由を、待っていてくれた人達の目の前で、自分達の演奏で指し示す本当に大切なツアーだと思っているので、藍坊主の全部をぶつけていきたいと思います。今まで待っていてくれた人達に対して、最大限返していけるようなツアーにしたいですね。
【初回盤】 【通常盤】
『月の円盤』
2023年5月24日発売
1.卵
2.小さな哲学
3.シュート
4.ルノの子
5.プールサイドヒーローズ
6.ツキノフォン
7.夏の金網
【 初回限定盤 A(CD+LP サイズ ジャケットフォトアート)】
・品番:TRJC-1132
・形態:CD+LP サイズ ジャケットフォトアート
≪ラスター紙を使用し、レコードサイズのジャケットをアート作品としてお楽しみいただける作品。特殊パッケージ仕様による限定数での販売≫
・販売価格:¥4,500(税抜) / ¥4,950(税込)
【初回限定盤B(CD+DVD)】
・品番 TRJC-1133 / 1134
・形態:CD+DVD
DVD 収録曲
■「aobozu LIVE 2022 OTOMOTO 〜百景’22〜」
雨の強い日に / ハニービースマイル / 音楽室から見た虹 / ジムノペディック / 柔らかいローウィン / ハロー グッバイ
■「aobozu LIVE 2023 OTOMOTO ~田中 NOT DEAD~」
低迷宮の月 / 靄がかかる街 / 虫の勾配 / ポルツ / 夜はひらめく / プールサイドヒーローズ
DVD収録曲:全12曲 収録時間:約60min ***
・販売価格:¥3,500(税抜) / ¥3,850(税込)
・収録曲数:12曲(約60min.)
【通常盤】
・販売価格:¥2,000(税抜) / ¥2,200(税込)
・品番:TRJC-1135
・レーベル:Luno Records / TOWER RECORDS LABEL
aobozu TOUR 2023 ~未確認 IN THE NIGHT~
6月18日(日)神奈川 LIVE HOUSE 小田原姿麗人
7月 1日(土)宮城 LIVE HOUSE enn 2nd
7月 2日(日)北海道 SPiCE
7月15日(土)香川 TOONICE
7月16日(日)大阪 心斎橋Music Club JANUS
7月22日(土)広島 広島4.14
7月23日(日)名古屋 池下CLUB UPSET
8月11日(金)福岡 福岡INSA
8月27日(日)東京 新宿LOFT