INTERVIEWページをオープンしました
音楽誌の編集部を辞めてもうすぐ丸7年。
「一体いつになったら媒体を作るの?」と、とあるアーティストさんに聞かれてハッとしました。そういうつもりで編集部を辞めたわけではなかったけれど、それならば今出来ることからスタートしてみよう。
というわけで、この甘夏舎のHP内でインタビューページをオープン致しました。
記念すべき第一回を飾ってくれたのは、岐阜県出身の4人組バンド、鳴ル銅鑼。新しいページをスタートするにあたり、第一回はこれまでに仕事をしたことがないアーティスト、その中でも、今一番取材をしてみたい人に声を掛けようと思いました。しかし、こんなイチライターのHPに出てくれるものだろうか…。ドキドキしながらオファーをしたところ、快く引き受けてくださり、感謝しかありません。
鳴ル銅鑼との出会いは約3年前。ライブイベントに出演した彼らのステージを初めて観て、すっかり魅了されてしまいました。哀愁あり、キラメキあり、その上とても甘美な楽曲群。それを表現するパフォーマンスはしなやかで強い。次の日に『極彩色』と『文明開化』を買いに行って毎日のように聴いたものです。それ以来、鳴ル銅鑼の音楽とライブは、私の癒しと活力の一つとなりました。
今回は、バンドの成り立ちや方向性についてたっぷりと伺いましたが、新しい作品を出した暁には、グッと楽曲に寄ったお話も聞いてみたいと思いました。
このインタビューページでは、今後も気になるバンドやアーティストを取り上げていきたいと思います。写真は撮り下ろしで、と決めていたので、次回いつ出来るのか少し不安ではありますが、楽しみにしていてください。ここでは何の縛りもなく、聞きたいことを聞く。それをモットーにしております。
それでは最後に。
2020年1発目に観たライブは、鳴ル銅鑼の1月5日下北沢シェルター公演だったのですが、そこで2020年初泣きをした楽曲「夢の痕」を。
“絶望がすぐそばで希望のような顔して/僕の目をまっすぐ見ていた”
このフレーズがしばらく心にこびりついて離れませんでした。
またいつか、ライブハウスで聴ける日を夢見て。